心の中にタイムカプセル(自分の中の自分)「お~い!」「ん?」 「お~い!・・・元気か~?」 「誰?」 「お前の中にいるお前だよ!」 「僕の中にいる僕?」 「本当はお前じゃないけどね(笑)」 「それで何の用?」 「お前はもう開けて見たの?」 「何を開けるの?」 「タイムカプセル」 「どこにあるの?」 「心の中に」 「そんなものあるわけないでしょ」 「あのね~、生まれる前に心に入れたでしょう?」 「そんなこと覚えているわけないでしょう」 「自分が生まれてきた目的で悩んだことないの?」 「あるよ」 「そんな時、開けて確かめようって入れたじゃないか」 「へ~そうなの?」 「それで、もう開けてみたの?」 「どれがタイムカプセルかわかんないよ」 「そりゃあそうだ、形がないからね(笑)」 「その中にはどんなことが入ってるの?」 「生まれたら何をするのかを決めたことが入ってるよ」 「生まれる前に自分がすることを決めているってこと?」 「そう、それが使命って言うことよ」 「はは~なるほどね。使命感って言うよね」 「お前の体に命が宿ってから何年になる?」 「もうかなりの年数だな~(笑)」 「命がやるべきことを誰がやるか知ってるの?」 「そりゃあ僕自身でしょ?」 「そう、お前の使命はお前の体が代行してくれるんだよ」 「お前の体はあと何年使えるの?」 「あと何年かと聞かれてもね~」 「体には寿命ってのがあるだろう?」 「ま、たしかにいずれは死ぬよね」 「それを知ってて時間を無駄にしているんじゃないの?」 「人生って無駄も大事だと思うよ」 「お前の時間は無駄が多いような気がするけどね(笑)」 「お前もっけっこういろんな経験しているみたいだけど」 「仕事も趣味もけっこうやったよ」 「それで何か得たものはあるの?」 「いっぱいあるけどね、一番大きなものは社会の矛盾」 「へ~、矛盾に気付いたの?」 「矛盾が多いのにそれが不思議だと思わない人が多い(笑)」 「それがお前のタイムカプセルを開けるきっかけだね」 「お前は自分を見るセミナーを受けたんだって?」 「ん。いい経験だったよ」 「それも大きなきっかけになるよ」 「自分の存在理由が何となくわかるって感じだね」 「タイムカプセルを開けてもすべてがわかるわけじゃないよ」 「目で確認できないから?(笑)」 「使命があることはわかるんだけどね」 「それだけじゃいけないの?」 「そりゃあそうよ人は個性があるでしょ?それとレベルもね」 「たしかに」 「個性もレベルも波動なんだよ」 「波動は知ってるよ」 「波長に応じて情報が入ってくるんだよ」 「あ~ラジオの周波数と同じね」 「波動はどのくらい学んだの?」 「通信教育で、初級と中級ね」 「それで何かわかったの?」 「理屈は何となくわかったけど理解はむつかしいね」 「波動の話をすると長くなるから気になる話だけね」 「気になるって?」 「タイムカプセルの情報だよ」 「ああ、使命が有るのはわかるけどそれから先ね」 「これが自分の使命じゃないか?って考えたことある?」 「うん、あるけどね、コロコロ変わるよ(笑)」 「なぜだかわかる?」 「いや」 「個性やレベルの話をしただろ?」 「うん」 「個性って生き方考え方、興味や好みに影響するんだよ」 「タイムカプセルに気付いて使命感が沸いてくると・・・」 「沸いてくるとどうなるの?」 「生き方考え方が変わったり興味や好みも変わってくる」 「うん、わかるよ」 「宇宙空間へ行った宇宙飛行士のその後の人生って知ってる?」 「うん、すべてじゃないけど農家や牧師になったりね」 「頂点を極めたスポーツ選手が突然引退するとかいるよね」 「そういえば、こだわることを卒業したほうがいいって」 「そのこだわりがなくなると使命感の波長に近づくんだよ」 「そうなんだ~♪」 「それにね、自分の波長が変わるから友人と話が合わないとか」 「そうそう、読む本とかテレビ番組とか変わったね~」 「同じ波長の合う情報が入ったり波長の合う友達が出来たり」 「類は友を呼ぶっていうやつね」 「ところで、好きなことをやり続けたことはあるの?」 「そういえば・・・飽きっぽいな~」 「いくら好きなことでも継続が出来ないのはなぜか?」 「・・・・」 「やるべきことじゃないからだよ」 「あ!やりがいと生きがいの話と同じじゃないか?」 「そうそう、それだ」 「僕もよく考えたよ。やりがいは達成感を楽しめるって」 「達成感のあとに何がある?」 「達成感の楽しみはその時だけだよね」 「それは我欲を満たすことなんだよ」 「だから達成までの経験に想いを寄せるんだな~♪」 「生きがいは魂の喜びなんだよ」 「達成感ではなく使命感が大切だって言うことなんだね」 「使命と違う生き方だといろんな気付きを与えてくれるんだよ」 「病気になるとか、達成してもむなしさが湧いてくるとか?」 「そうそう、やるべきことを思い出せよってね」 「で・・・レベルで何が関係するの?」 「人の心も頭に支配されちゃあね~」 「頭に支配される?心が?」 「頭って思考のことだよ」 「それくらいわかってるよ(笑)」 「頭は何のために使ってるの?」 「そりゃあ生きるためでしょ」 「生きるために心がそっちのけになっているんだよ」 「そりゃあ生きることが最優先されるでしょう」 「問題なのは生き方考え方なんだよ」 「なぜそこが問題なの?」 「お前は自分さえ良ければいいって思ってる?」 「僕なりには思ってないと思うよ」 「じゃあ貯金してる?」 「そりゃあ貯金くらいはするでしょ」 「誰のために?」 「そりゃあ自分のためや家族のためじゃないの?」 「問題はそこなんだよ」 「自分を守り家族を守ることは自然のことじゃないの?」 「自然とはね、すべてのために自分を活かすことなんだよ」 「なるほど。人間は自分のためにすべてを利用しているね」 「そう、逆なんだよ」 「逆だから困ることって?」 「思考を使うことが素晴らしいことだと勘違いしてね心の中まで見つめることすら出来なくなっているんだよ」 「・・・・」 「例えるとね。水槽の底に書いてある字もきれいな水なら簡単に読めるけど、水が濁っていれば底すら見えないだろう」 「な~るほど」 「音楽で例えると静かなクラシック音楽を大音響で鳴り響くロックコンサートで聴くようなものだね(笑)」 「な~るほど」 「波動は感じるものだから思考が邪魔するんだよ」 「要するに心の中は波動を感じるのと同じだと言うこと?」 「そう言うこと」 「んで?レベルとの関連は?」 「人の意識のレベルが低いと思考重視なんだよ。ストレスも多いし、不健康になるし、心の病もね」 「タイムカプセルの存在がわかっても内容が理解できない?」 「そう言うこと」 「内容を理解することは難しいね~」 「一人ひとり違うけど共通点はあるよ」 「それは?」 「すべてのために」 「え?」 「すべての人はすべてのために存在するってことだよ」 「それで?」 「それを思考の中心にして思考を使うと心の中まで見えるよ」 「それで雑音が少なくなってくるんだね」 「そういうこと」 心の中にまだまだ自分の知らない情報が入っているはず。 経験や人との会話の中に気付きが教えてくれるみたいです。 雑談は日常生活では必要なことだけど雑音にならない雑談はやりたいですね。 |